外装塗装のプロが教える!塗料の選び方から施工の注意点まで
外装塗装の塗料の種類や特性が知りたい
人気の塗料や耐用年数が気になる
外装塗装はどんな風に行われるの?
この記事では、塗料の種類が多くて決められない、外装塗装の施工内容や注意点について
解説していきます。
外装塗装を検討している、塗料によって外装はどう変化するのか知りたい方は、最後までご覧ください。
この記事でわかること
塗料の種類や特性
外装に適した塗料と耐用年数
外装塗装依頼で注意したいポイント
1. 外壁塗装の基本知識:種類と特性を解説
外壁塗装すると塗料の油膜によって表面がおおわれ、紫外線や雨水・雪などのダメージから住宅を守ってくれます。
塗膜の状態を良好に保つためには、定期的な外壁塗装工事が必要です。
メンテナンスを怠ってしまうと、ひび割れや塗膜の剥離が起こり、雨水が外壁材の内側や室内に侵入します。
塗料には様々な特性があり、長期的に住宅を守るための機能が備わっています。
ここでは、外壁塗装でおもに使われている塗料の種類と特性を解説します。
塗料別耐用年数
塗料 | 耐用年数 |
ウレタン | 7~10年 |
シリコン | 10~15年 |
フッ素 | 15~20年 |
無機塗料 | 15~25年 |
1-1. ウレタン塗料
ウレタン塗料はツヤと光沢感のある塗膜が特徴で、太陽の光が当たると美しく華やかに見えます。
高級感があり弾力性のある塗膜で、ひび割れを防ぐ機能をやメンテナンスがしやすい特性から、多くの住宅の外装塗装に利用されてきました。
耐候性が低く劣化しやすい性質から、耐用年数が低いデメリットがあります。
ウレタン塗料に含まれている成分は紫外線に弱く変色しやすい特徴もあり、近年のオゾン層減少による紫外線量の増加に耐えられなくなってきました。
防水性や耐水性も他の塗料より低く、水にぬれると塗膜がべたつきやすくなり、空気中のほこりやゴミが付着します。
経年変化による変色の原因にもなり、数年で住宅が古く見えてしまいますが、低汚染性のあるウレタン塗料でカバー可能です。
1-2. シリコン塗料
10〜15年位前から広く使用されるようになった塗料で、耐久性や耐水性・耐候性に優れており、汚れが付きにくく落ちやすい特徴があります。
シリコン塗料は種類も豊富で選びやすく、性能についても塗料により違いがあるため、選択肢が広い塗料です。
塗膜にはツヤがあり美観を保てる特性からも、外装塗装では広く使われている塗料になりました。
新築住宅の外壁にはシリコン塗料が使われるようになっています。
塗膜はウレタンのように弾力性がないため、振動に弱くひび割れしやすく、線路や車の往来が多い地域には不向きです。
1-3. フッ素塗料
10年位前から使用されるようになった高級塗料で、耐久性が高く紫外線や雨風にさらされても色あせや劣化が少ない特徴があります。
寒暖差の激しい日本の気候に、馴染みやすくなっています。
防カビ・防藻性があり、日陰になっている外壁も塗装した当時の美しさを保ちますし、親水性が高く汚れがつきにくく落ちやすくなっています。
耐久性の高さからメンテナンスコスト削減できるだけでなく、美観を保ちながら建物の状態を保てるのがメリットです。
フッ素塗料は、塗膜が硬く弾力性がないため外装資材によってはひび割れやすくなります。
光沢感があり高級感ある外観になりますが、再塗装が難しい性質から特殊な下塗りをしてから再塗装しなければなりません。
技術力が求められる弾力性のあるフッ素塗料を扱うメーカーも増えたため、フッ素塗料実績のある業者を選び、外壁材にマッチしたフッ素塗料を業者に選定してもらいましょう。
1-4. 無機塗料
外装塗装のなかでは超高品質かつ超高耐候塗料であり、低汚染性と防汚性に優れているためカビ・コケが発生しにくいだけでなく、汚れに強く美観を長持ちさせます。
カビやコケの餌になる有機物が含まれていないからであり、汚れも雨水で落ちやすく劣化もしにくくなっています。
フッ素塗料と同じでメンテナンス回数は少ないですが、塗膜が硬いためひび割れしやすいのがデメリットです。
弾力性がなく扱いにくい塗料のため、無機塗料施工実績のある塗装業者への依頼をおすすめします。
2. 外装塗装の種類と選び方:悩まず最適な選択を
メインとなる外装塗装の塗料の種類と特徴をご紹介しました。
外壁塗装は屋根塗装と同時におこなうケースが多く、同じ塗料を使って住宅全体の強度を高めます。
ここでは、外壁・屋根塗装全体で考えた場合、どの塗料を選ぶべきかを解説します。
2-1. ウレタン塗料
ウレタン塗料のメリットは、価格がリーズナブルで塗り替えがしやすい点にあります。
金属や木材を問わず塗装できる性質から、屋根の防水加工に利用されているのも特徴です。
耐久性は低いため、長く住み続けない家への外壁や屋根塗装には適しているでしょう。
現状維持を目的に、外装や屋根塗装を検討している・塗装費用を安く抑えたい方には向いている塗料です。
外壁や屋根だけでなく雨樋などの付帯塗装工事にも向いており、DIY作業でも施工できます。
ひび割れのしにくさを考えると、外装の色を定期的に変更したい方や屋根塗装と一緒に外壁塗装をしたい、ガレージや小屋の塗装に向いている塗装です。
2-2. フッ素塗料
耐久性に優れたフッ素塗料は外壁だけでなく、屋根塗装におすすめの塗料です。
とくに紫外線を浴びる屋根は外壁よりも劣化が早いため、塗り替えの頻度が高くなるとコストパフォーマンスが悪くなります。
その点でも、フッ素塗料は優れた機能性を持っており過酷な環境でも、劣化を劣化を抑えられるでしょう。
商業施設などで使われていたフッ素塗料ですが、近年では注文住宅の外装や屋根塗装にも使われるようになりました。
コストだけでなくメンテナンスパフォーマンスの面からも、バランスに優れているため、長期的に住宅の外観を保ちたい方におすすめです。
耐久性が高いため、定期的に外装や屋根の色を変更したい方や短期間で改装を繰り返す店舗には不向きです。
ひび割れしやすい性質から、外装や屋根塗装をためらう方もいますが、特性を踏まえた下地処理や塗り方により軽減できます。
面積の大きな住宅の場合、安い塗料を使いメンテナンスを繰り返すよりも、耐久性や耐候性の高さから施工回数を減らせるフッ素塗料がおすすめです。
2-3. 無機塗料
超高耐候塗料でフッ素よりも長期間美観を保つことから注目度が高いですが、高額なため依頼件数が少なく、施工実績のある業者は多くありません。
屋根は外壁よりも紫外線などにさらされ劣化が早くなるため、屋根塗装は無機塗料を使い、とはいえ、屋根は外壁よりも紫外線などにさらされ劣化が早くなるため、屋根塗装は無機塗料が向いています。
外壁は無機塗料よりも安価なフッ素塗料を選ぶなど、機能と予算のバランスに配慮した方法も検討しましょう。
無機塗料は、汚れがつきにくいメリットもあるため、雨風が多く土埃が立ちやすい海辺近くや、日照時間が長く紫外線の影響を受けやすい環境に適しています。
初期費用はかかりますが、長期的なメンテナンスコストを考えるのであれば、新築後の外装・屋根塗装に向いた塗料と言えるでしょう。
3. 外壁塗装の施工プロセスと注意ポイント
建物の美観を保つだけでなく、外的要因から建物を守り長持ちさせるためには、外壁塗装は欠かせません。
ここでは、外装塗装の施工プロセスと注意ポイントについて解説します。
3-1. 足場作りと洗浄
外壁塗装を安全かつスムーズに進めるには建物に合わせて足場を組み、高圧洗浄にてカビや汚れを洗い落とす作業を始めます。
塗料の密着性を高めるために、高圧洗浄は時間をかけておこない、塗膜やカビなどを丁寧に落とさなければなりません。
塗料が密着する状態になれば、外装塗装工事を始めます。
3-2. 下地処理
補修や塗膜の剥離をおこなわずに下地処理するとひび割れが再発するため、外壁塗装の基礎を固めるには重要なステップです。
シーリングでひび割れを修復し、サビは除去してからサビ止めを塗って広がりを抑え、古い塗膜も削りとったら終了です。
サイディング・モルタル外壁や鉄部・木部はそれぞれに下地処理方法が異なります。
塗装の仕上がりは、下地処理がきちんとおこなわれているかどうかで決まります。
下地処理は劣化状態や部位によって異なるため、住宅診断を正確におこない適切な下地処理ができる業者に任せるのがポイントです。
高品質な塗料を使っても下地処理が中途半端であれば、期待した塗料の機能や効果を引き出せません。
十分な下地処理をしても不具合のリスクがなくなるわけではありませんが、早期に発見し対応するためにも、経験を重ねた技術力の高い外壁塗装業者に依頼しましょう。
3-3. 塗料の選び方
これからどれくらいその建物を利用するのか、住み続けるのかにより、選ぶべき塗料は異なります。
また、油性塗料は塗ってから乾くまで、シンナーなどの溶剤のにおいが気になります。
住宅密集地や公園が近い、通学路で子どもが家の前を歩くケースが多い場合には刺激臭が迷惑になるのではないかと不安でしょう。
水性塗料は油性塗料のような刺激臭がなく、人や環境に優しい塗料として人気が高まっています。
耐久性や防汚性を持つ製品も増え、色も選びやすくなっていますから、選択肢の一つとして検討してください。
外装塗装は必ずしも色付きである必要はありませんし、色柄の入ったサイディング外壁をそのまま生かしたい場合には、クリアー塗料を使ってみませんか。
外壁資材を生かした塗料を選ぶことで、個性豊かでおしゃれな建物に仕上がります。
ツヤを出すと外観に高級感をもたせられ、マットな仕様にすると無機質でモダンにできるなど、同じデザインの建物でも異なる印象を与えられるのが塗料の魅力です。
美観だけでなく、カビや藻の発生を抑制する機能や防汚機能、遮熱性と断熱性、防音効果など、付加価値のある塗料が増えてきました。
ランニングコストの削減、環境への配慮など特別な機能は、それぞれに建物の価値を高めます。
付加機能は環境によって必要なものが異なるため、本当に必要なものかを考え、塗料を選びましょう。
3-4. 色の選択
外装塗装の色にもトレンドがありますが、色選びは建物の美観を高めるだけでなく、周囲環境との調和も大切です。
建物のデザインに合わせて、シャープに仕上げるのかシックでモダンな色がいいのかにより、違います。
最近の傾向としては、グレーをベースにしたナチュラルモダンな雰囲気が好まれています。
寒色よりも暖色のほうが温かみを感じさせる効果があるとされていますが、周辺環境と真逆にしてしまうと馴染めず浮いてしまいます。
自分の好みだけでなく、建物のスタイルに合わせた色や質感を選択し、美観を損なわない
仕上がりを目指す方向性が重要です。
また、環境に合わせた施工方法や塗料の選択によって美しく長持ちする塗装を実現実現できる点も覚えておきましょう。
4. まとめ
コストパフォーマンスを重視するのか、長期的なメンテナンスを考えてグレードの高いタイプを選ぶかにより外壁用塗料は異なるため、迷ったときには業者に相談しましょう。
外装塗装は長い付き合いになるため、施工実績があり、アフターフォローやサービスが充実した会社を選択します。
地域密着型の塗装会社であれば、塗料の特徴を理解し地域環境に適した塗料を選択しアドバイスしてくれます。
千葉県市原市で外壁塗装を検討しているのであれば、ぜひ弊社にお任せください。
見積もりや外装塗装のご相談を無料で受け付けています。